ガラスコーティングの種類とは?
ガラスコーティング剤と言っても、様々な種類があるということを知っていますか?簡単にご紹介しますと、
種類 | 効果 | 内容 |
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完全無機質100%ガラスコーティング | ◎ | ガラス成分が空気中の水分と酸素が結合してガラス皮膜を形成する、有機物を含まない完全ガラス(SiO2)コートです。 |
高密度ガラス繊維系ポリマーコート | 〇 | シリコンフッ素系のポリマーにガラス繊維素などを配合し、化学反応により結合させたもの。言わばポリマーコーティングをガラス繊維で強化したもの。 |
ガラス繊維系コーティング | △ | ガラス繊維を、フッ素などとの化学反応により定着させたもの。上記のガラス繊維系ポリマーよりはガラス繊維の割合が多め。 |
クリスタルガラス繊維系コーティング | 〇 | 酸化鉛を添加しガラスの透明度と屈折率を高めたクリスタルガラスの繊維を使用。添加剤などは上記ガラス繊維系とほぼ同じ。 |
シラン化合物系コーティング | △ | 主成分であるケイ素をシラン(水素化ケイ素)に換えたもので、耐久性などに問題がある。 |
上記の大きな違いは、有機系(ポリマーなど)を含んでいるかどうかです。
実際に、販売されているほとんどのガラスコーティング剤は、ガラス繊維に有機溶剤を混ぜたものです。有機溶剤は耐久性に問題があり、早期に劣化していきます。
せっかく苦労して塗ったのに、ワックスと同じように1~2ヶ月でコーティング効果が無くなってしまうのは許せませんよね。そういった事を避ける意味でも、『ガラスコーティング』という言葉に惑わされず、 商品内容をしっかり確認してから購入することをお勧めします。
専門業者に任せるべき?
結論から言えば、断然、ご自身でコーティング(DIY)することをお勧めします。普通にワックスがけを行う程度の労力を厭わないのであれば、の話ですが。
格安でやるならご自身でコーティング(DIY)
言うまでもないことですが、プロの業者へ委託すると結構な費用がかかります。平均相場は小・中型車で7万円前後、大型車やミニバンなどで10万円前後と言われています。一方、市販のコーティング剤の場合、安いものなら千円台から、高いものでも1万円はしません。
短期間で仕上げるには
ご自身でコーティング(DIY)すれば、通常の洗車+コーティング作業で、だいたい半日といったところですが、業者に依頼した場合は短くても数日、場合によっては1週間以上も車が使えなくなります。
仕上がりの差はどれくらい?
板金などと異なり、コーティングの場合は業者と素人で仕上がりの差が出にくいという特徴があります。ただし、その場合の大きなポイントが、ムラになりにくい商品を選ぶということ。 これは、ワックスがけをする時と同じですね。商品の選択さえ誤らなければ、素人でもプロと遜色のない仕上がりになります。
なお本サイトでは、各種商品の比較情報などと共に、上手なコーティング・ノウハウなどもご紹介していますので、参考にして頂ければ幸いです。